『風の向くまま』ジル チャーチル
大恐慌という歴史の一ページを背景にしたコージー・ミステリ。
---あらすじ---
時は一九三一年。上流階級から貧乏のどん底へと転落していた兄妹に、驚愕の知らせが。二人が大伯父の莫大な遺産の相続人なのだという。だが、困ったことが二つ。妙な遺言のおかげで、実際にお金が貰えるのは十年後。しかも、二人は大伯父殺しの容疑者になってしまったのだ。身の潔白は証明できるのか? 期待の新シリーズ開幕。
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さすがジル・チャーチル!といった軽妙なタッチのミステリ。
主婦探偵ジェーンのシリーズもかなり気に入って読んでいますが、
それとは違った味で、また面白いです。
どう考えても犯人が途中でわかってしまうのだけど、
それを超えて何度も読んでしまいたくなる感じ。
あと、お食事のレシピが素敵。
お料理上手の人が出てくるのですが、メニューがどれも美味しそうで。
時代背景が盛り込まれているので、別の奥行きがあって興味深いです。
貧乏も上流階級も経験した主人公たちリリーとロバートの
時代の中で一生懸命生きていくたくましさとほろ苦さが美しいです。
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